86 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 22:48:04.47 ID:z29AILSmo

第三話投稿していきます

87 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 22:50:05.10 ID:z29AILSmo

~第三話「お掃除の日」~


千鶴「今日は何の日か、わかる人」

琴葉「はい! お掃除の日です!」

千鶴「そう、第一、第三日曜日はお掃除の日。覚えてくださいまし?」

ジュリア「は~い……」

歩「うぇ~い……」

可憐「は、はい!」

このみ「隊長! 今日の分担はどうするでありますか!」

千鶴「おほん。歩とジュリアと可憐の部屋はきちんと掃除したわけではありませんので、ジュリアと歩は自分の部屋を掃除を」

ジュリア「あたし一人で!?」

千鶴「……いつもは可憐が綺麗に整理しているそうですわね?」

ジュリア「うっ……」

千鶴「たまには一人で掃除しなさい」
 
88 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 22:50:57.74 ID:z29AILSmo

歩「アタシもあの部屋全部!? まだ全部整理できてるわけじゃないのに!?」

千鶴「歩の部屋はわたくしも手伝いますわ。それで可憐は高いところの埃を落としていってもらえる?」

可憐「わかりました」

このみ「私たちは?」

千鶴「三人はとりあえずお部屋のお片付け。それが終わったら琴葉は掃除機で家中を回る」

琴葉「はい!」

千鶴「このみは琴葉が掃除機で吸った場所の雑巾がけ。雑巾はギュッと絞るようにね?」

このみ「了解であります!」
 
89 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 22:51:25.62 ID:z29AILSmo

桃子「桃子は?」

千鶴「桃子はわたくしのお手伝いをお願いしますわ」

桃子「ママのお手伝い?」

千鶴「そうですわ。大事なお仕事ですわよ?」

桃子「うん! 桃子がんばるね!」

千鶴「よし! それじゃあお掃除の始まりですわ!!」

『おー!!』
 
90 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 22:52:32.24 ID:z29AILSmo

~ジュリアと可憐の部屋~

ジュリア「えーとこれはいる、これはいらないっと」

ジュリア「なんだこのペットボトル? うわっまだ中身入ってる。いつのだ?」

ジュリア「あっ無くしたと思ってたピックだ。こんなとこにあったのか」

ジュリア「シールドもだいぶ絡まっちゃってるなぁ……こりゃ大変だぞ」

ジュリア「……可憐のブラを発見。サイズは……デカい……」

ジュリア「おっ読んでる途中だった雑誌だ。どれどれ……」

このみ「お掃除監督だぞー! むっ、サボってる人を発見! お仕置き!」

ジュリア「いてっいてっ! はたきで叩くなっ!」

このみ「お掃除の時間ですので」

ジュリア「わかったよ。掃除すりゃいいんでしょ……」

このみ「しばらくここで見張ってるからね。あっこの雑誌おもしろそう」
 
91 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 22:52:58.57 ID:z29AILSmo

琴葉「こらっこのみ。お部屋の片づけ終わってないでしょ」

このみ「もう終わってる! あれで完璧な配置なの!」

琴葉「はいはいお掃除を続けましょうねー」

このみ「ジュリアおばさん助けてー!」

ジュリア「お掃除の時間ですので。がんばってください監督」

このみ「薄情者ー!」

琴葉「おばさんもがんばってくださいね」

ジュリア「はいよー。さて、続きをやっちゃうか」
 
92 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:08:31.37 ID:z29AILSmo

~廊下~

可憐「よい、しょっ。ふぅ……終わった」

琴葉「可憐さん。掃除機かけても大丈夫ですか?」

可憐「あっ琴葉ちゃん。うん、ちょうど終わったところだよ。片付けは終わった?」

琴葉「はい私は。このみはまだ終わってないんですけど」

可憐「そっか。それじゃあ私は次の部屋行くからよろしくね」

琴葉「よし、私もがんばらないと」

桃子「お姉ちゃんお姉ちゃん」

琴葉「桃子? どうかした?」

桃子「ママがビニールの紐持ってきてって」

琴葉「わかったわ」

桃子「その間桃子が掃除機やるね」
 
93 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:09:06.88 ID:z29AILSmo

琴葉「そう? じゃあこの緑のスイッチを押したら動くからね。止める時は下の赤いスイッチね」

桃子「知ってるよ。それでこうやるんでしょ?」

琴葉「そうそう偉い偉い。それじゃあ行ってくるね」

桃子「……ぶーんぶーん!」

このみ「あんなセリフ台本にあったかしら?」

ジュリア「無かったよな?」

桃子「あっ! な、なに見てるの!? さっさと掃除に戻って!」

このみ「ぶーんぶーん!」

ジュリア「ぶーんぶーん!」

桃子「もーーっ!!」
 
94 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:09:42.87 ID:z29AILSmo

~廊下~

このみ「あっ可憐さん」

可憐「あっこのみちゃん。片付けは終わったの?」

このみ「終わったよー……もうヘトヘト」

可憐「この後は雑巾がけだよね? もっと大変だと思うけど大丈夫?」

このみ「そっちは大丈夫! あたし学校では雑巾がけの女王って呼ばれてるから!」

可憐「ぞ、雑巾がけ女王?」

このみ「掃除の時間にやった雑巾がけレースで私が一番速かったの!」

可憐「あぁ、だから女王様なんだ」

このみ「今日だってあっという間に終わらせちゃうから!」

可憐「がんばってね! あっでもお掃除なんだから丁寧にやらなくちゃダメだよ?」

このみ「はーい!」
 
95 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:10:15.79 ID:z29AILSmo

~歩の部屋~

歩「千鶴ーこれはいる?」

千鶴「捨ててもいいですわ」

桃子「はいこの中に入れてね」

歩「ありがとう桃子」

千鶴「だいぶ片付いてきましたわね」

歩「そうだね。前は段ボールが山積みになっててかなり窮屈だったし」

千鶴「こんな部屋しか用意できなくてごめんなさいですわ」

歩「いいよいいよ勝手に押しかけたのはアタシなんだから。それにこうして広くなったわけだしね」

千鶴「そう言ってもらえると助かりますわ」
 
96 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:11:43.20 ID:z29AILSmo

桃子「ねぇママ、この段ボール本がいっぱい入ってるよ?」

千鶴「あっそれはアルバムですわ」

歩「桃子たちの? いいね、後で読ませてよ」

桃子「パパの写真もあるの?」

千鶴「ええありますわよ。お掃除が終わったらみんなで読みましょうね」

桃子「うん!」

歩「それじゃ急いで終わらせないとね!」

千鶴「そうですわね! この部屋はもう少しですからがんばりますわよ!」

歩「え……もしかしてまだやるの?」

千鶴「ええ、この部屋が終わったら水回りを分担してゴミ捨てに行って玄関も掃除して」

歩「オ、オーマイガー……」
 
97 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:29:56.21 ID:z29AILSmo

~千鶴の部屋~

このみ「ママの部屋も雑巾がけ! うわーママの部屋は綺麗だね」

琴葉「さすがママね。あっまだ掃除機かけてないから先に廊下の方やってくれる?」

このみ「はーい。どりゃあああああ!!」

琴葉「ふふっ、私も急がないと。コンセントコンセント」

このみ「あっ汚くなってきた。うぅ……雑巾がけは楽しいけどこれだけは嫌いだなぁ」

琴葉「絞る時はぎゅーってやるのよ?」

このみ「わかってるって! くぅー! ふんー! よし!」

琴葉「ふんふ~ん」


このみ「……楽しいけど……なんか不公平じゃないかなぁ」
 
98 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:30:21.57 ID:z29AILSmo

琴葉「何か言った?」

このみ「私が雑巾がけでお姉ちゃんが掃除機って不公平じゃない?」

琴葉「じゃあお姉ちゃんと代わる?」

このみ「いいの?」

琴葉「交代でやったほうがいいでしょ?」

このみ「ありがとうお姉ちゃん! じゃあ掃除機貸して!」

琴葉「はいはい。それじゃ私もがんばらないとね」

このみ「ぶーんぶーん!」

琴葉「ぷっ、どうしたの?」

このみ「あはは、誰かさんのモノマネー!」

桃子「むーっむーっ!」

可憐「桃子ちゃん! まだ出番じゃないから! お、落ち着いて、ねっ?」
 
99 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:31:10.16 ID:z29AILSmo

~リビング~

琴葉「あとは一階だけね」

このみ「ふぅ、良い仕事したわ」

ジュリア「おーい部屋の掃除終わったぞー」

歩「こっちも終わったよー疲れたー!」

桃子「あっおばさん。桃子がんばったよ!」

ジュリア「おー偉いぞモモ」

千鶴「皆揃っちゃいましたわね。三人は終わりましたの?」

このみ「私とお姉ちゃんはまだ途中!」

可憐「私はこことダイニングキッチンだけです」

千鶴「それじゃあ琴葉とこのみは終わらせてきちゃって、私と桃子は可憐と合流、歩とジュリアはお風呂とトイレの掃除を頼みますわ」

ジュリア「……さいしょはグー!」

歩「じゃんけんポン!! よっしゃーー!!!!」

ジュリア「くっそおおおおお!!!」

千鶴「それじゃあ皆、よーいスタートですわ!」
 
100 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:34:08.05 ID:z29AILSmo

~トイレ~

ジュリア「あの時チョキを出してれば……」

ジュリア「それより……トイレ掃除なんてどうやるんだ? おーい千鶴ー!」


~お風呂~

歩「よいしょ、よいしょ。かなり重労働だな。まぁトイレ掃除よりましか」

歩「わっ、わわっ!? っとセーフ……危うくコケるところだった……」

~ダイニング~

琴葉「先に椅子を机の上に乗せましょう」

このみ「おっ重い……」

琴葉「ふふっ私がやっとくから掃除機お願いね」

このみ「わかった……くそう私も背が高ければ……」
 
101 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:34:39.39 ID:z29AILSmo

~キッチン~

千鶴「いい? お皿洗いはこうするんですわ」

桃子「こう?」

千鶴「そうそう。落とさないようにしっかり持ってね?」

可憐「だ、大丈夫ですか?」

千鶴「子ども用のプラスチックの物ですから割れる心配はありませんわ」

可憐「あっそうだったんですか」

桃子「むっ、桃子落とさないよ?」

可憐「そ、そうだね。桃子ちゃんはすごいね」

桃子「ふふん! ママの娘だもんね!」

千鶴「ふふっ自慢の娘ですわ!」
 
102 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:36:57.36 ID:z29AILSmo

~玄関~

このみ「雑巾がけの次は靴磨き……なんか今日はずっと拭いてるなぁ」

琴葉「玄関の床も掃き終ったし、私も雑巾がけね」

このみ「はいお姉ちゃん雑巾」

琴葉「ありがとうこのみ。うわっちょっと拭いただけでこんな汚れちゃった」

このみ「うわっ」

琴葉「バケツの水も変えてこないとだめね」

ジュリア「はいはーいゴミ捨て部隊が通るぜー」
 
103 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:37:58.02 ID:z29AILSmo

歩「あれ? 靴が無い」

このみ「サンダルならあるよー」

ジュリア「ありがとっほら行くぞ歩」

歩「ちょっと待ってって。アタシの方がデカいんだから」

ジュリア「トイレ掃除やってやっただろ?」

歩「じゃんけんの結果だからな?」

琴葉「おばさん、歩さん」

このみ「そこにいられると掃除できない!」

ジュリア歩「すみませんでしたー!!」
 
104 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:38:32.31 ID:z29AILSmo

~リビング~

千鶴「皆お疲れ様でしたわ! すっかり家中ピカピカですわ!」

ジュリア「ほんと疲れたよ。早く風呂入りたい……」

歩「一番風呂は掃除したアタシでいいんだよな?」

千鶴「ええ、その後は琴葉たちですわ」

ジュリア「あたしは!?」

千鶴「うーん、最後?」

ジュリア「マジかよ」

千鶴「あっ、琴葉たちとわたくしたちで一組づつペアで入ればいいですわ」

琴葉「じゃあ私可憐さんと入りたい!」

可憐「わ、私と?」

琴葉「だめ?」

可憐「ううん。私でよかったら一緒に入ろ?」
 
105 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:39:13.11 ID:z29AILSmo

桃子「桃子はおばさんと一緒ね?」

ジュリア「あたしと? いいぜ。ばっちり洗ってやるからな」

千鶴「……皆すっかり懐かれてますわね。嬉しいけど、ちょっと寂しいですわ」

このみ「私はママと入るよ!」

千鶴「ふふっ、ええ! このみはわたくしと一緒に入りましょうね」

歩「あれ? アタシは?」

ジュリア「『一人』で『ゆっくり』一番風呂に入りたいんだろ?」

歩「いやアタシも誰かと入りたいなー……って……」

桃子「でももうみんな誰と入るか決めちゃったよ?」

歩「ははっ、いいよ……アタシ一人で入るからさ……」
 
106 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:41:43.10 ID:z29AILSmo

恵美「こんちゃーす! あっ琴葉ー宿題の答え教えてー!」

エレナ「ワタシも聞きに来たヨー!」

千鶴「ちょっ二人ともなんで泥だらけですの!?」

恵美「いやーちびっ子に泥だんごの作り方教えてたらハマっちゃってねー!」

エレナ「恵美の泥だんごとっても綺麗だったヨ! ワタシが作ってもボロボロに崩れちゃって!」

恵美「そんで遊んでたら宿題のこと思い出してさー聞きに来たってわけ!」

琴葉「宿題はいいけどそれよりお風呂入らないと! 掃除したばっかりなんだからそこで止まって!」

エレナ「ほんとだ! ピカピカになってるネ!」

恵美「綺麗なもんって無性に汚したくなるよねー」

ジュリア「動くな! 砂が落ちる! 特に恵美! 床を触ろうとするな!」
 
107 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/28(月) 23:42:50.43 ID:z29AILSmo

このみ「箒と雑巾持ってきたよ!」

千鶴「それじゃあお風呂までゆっくり歩きなさい。ゆっくりですわよ!」

歩「よ、よし! アタシがお風呂入れてくるから! いいよな二人とも!」

恵美「う、うん。いいけどなんでそんなテンション高いの?」

エレナ「それにみんな殺気立ってるヨ……」

歩「まぁまぁ風呂に入りながら説明するから。とにかく入ろう! よかったー! アタシも一人じゃないぞー!」

恵美エレナ「???」


続く
 
108 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/29(火) 00:01:00.08 ID:VChQId0go

第三話でした。いかがだったでしょうか?
今の自分の悩みは酉を付けるべきかどうかと、この作品ドラマ?という設定必要あるのかどうか。
まぁがんばってドラマですよという雰囲気を出していきます。終わったあとに舞台裏のおまけを書いてみようかな。
あと今後なのですが三レスとかのちょっとした短編を思いついた時に投稿しようかな?と思ってます。
その代わり四話は少し遅くなるかもしれません。すみません……
それでは。読んでくださっている皆さんありがとうございました。
 
110 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/03/31(木) 00:01:14.55 ID:hImS66GWO

おつおつ
みんな仲良さそうでいいなー




転載元
【ミリマス】P「ミリオンハウス!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458422659/