SS初投稿です、いろいろとつたないですが興味があったらお付き合いください
P(今日のオフは珍しくまつりに付き合うことになった。明日はついにIA大賞
発表の日だ。俺はこの一年間必死にまつりをプロデュースし、まつりもそれに答えてくれたおかげで大ブレイク
おそらく今年の大賞はまつりになるだろうとは業界でももっぱらの噂だ)
P「そろそろ待ち合わせの時間だな・・・」
???「おまたせ、プロデューサーさん」
P「」
???「どうしたの?」
P「えっと、まつり・・・だよな?」
まつり「そうだよ?わからなかった?」
P「いや・・・・・・あー、その・・・なんだ」
まつり「ん~?」
P「いや、何でもない」
まつり「ならいいよね、さ!行こう!」
P「そういえば言われた通り車で来たがどこに行くつもりなんだ?」
まつり「遊園地!」
P「は?」
まつり「ほら、前に美也ちゃん達がお仕事した大きなお城のあるあそこ!」
P「えぇ・・・マジで・・・」
まつり「ダメ?」
P「まあ、今日はお前に付き合うって約束したからな。行くか、遊園地」
まつり「やった!」
-遊園地到着-
P「着いたな、遊園地」
まつり「結構広いんだね」
P「前の撮影の時はこれなかったもんなぁ」
まつり「さあ!プロデューサーさんさっそく行こう!案内は任せて?」
P「おおっと!あんまり引っ張るなよ?」
コーヒーカップ
まつり「プロデューサーさんもっと回して!」
P「よーし、任せろ!」
まつり「きゃー♪すごいすごーい!」
P「うっぷ・・・回してる俺が気持ち悪くなってきた・・・」
お化け屋敷
客K「きゃっ!志保ちゃん今何かに足触られたよ~!」
客S「だ、大丈夫よ可奈・・・わ、私がついてるわ・・・」
P(ふーん・・・結構いいつくりしてるなぁ・・・雰囲気がかなり怖い)
まつり「うー・・・」プルプル
P「まつりって結構怖がりだったんだな」
まつり「そういうわけじゃないけど・・・プロデューサーさん絶対離さないで
ね?」ウワメヅカイー
P「お、おう」
P(今ちょっとドキッとしてしまった)
ジェットコースター
まつり「きゃー♪」
P「ギャー!!!!」
まつり「うわぁ~♪」
P「ウギャー!!!!」
まつり「あー!楽しかった!あれ?プロデューサーさん?」
P「」チーン
P「な、なかなかハードだな・・・」
まつり「大丈夫?プロデューサーさん?私もお腹すいてきたしちょっと休
憩しようか?」
P「おお!ありがと、助かるよ」
まつり「じゃあ、代わりにあのアイス買ってよ!ね?」
P「お安い御用だ」
店員「ラッシャセー」
まつり「イチゴソフト下さい!」
店員「マイドー」
まつり「ありがとう、プロデューサーさん」
P「美味いか?」
まつり「うん!とっても!」
P「そりゃよかった
まつり「プロデューサーさん」
P「ん?なんだ?」
まつり「はい、あ~ん」
P「」
まつり「どうしたの?あーんは?」
P「いや、だってそれスプーン一本しか・・・」
まつり「ん?(満面の笑み)」
P「・・・・・・あ、あーん・・・」
まつり「はい、あーん♪」
P「んぐ・・・確かに美味いなこのアイス・・・」
まつり「ね?」
P(正直、意識しすぎてて味なんかわからんかったが・・・)チラッ
まつり「・・・・・・」
P「どうした?スプーン見つめて、溶けるぞ?」
まつり「うん?な、何でもないよ!・・・・・・はむっ」
P(顔真っ赤にして・・・意識してるのは俺だけじゃないってことかな?)
観覧車
まつり「最後はやっぱりこれだよね」
P「しかしこの遊園地結構遅くまでやってるんだな、もう帰るころには日が変わってるかも」
まつり「見てみて!私たちの劇場が見えるよ!こうやって見るとキラキラして
てすごく綺麗・・・」
P「・・・・・・」
まつり「・・・・・・なんでこの喋り方してるのか聞かないの?」
P「聞いていいのなら聞くぞ」
まつり「明日、IA大賞の発表の日だよね」
P「そうだ、今年はほぼ間違いなくお前が選ばれるだろう」
まつり「私、夢だったんだキラキラ輝くみんなのお姫様になるのが」
P「明日それが叶うじゃないか」
まつり「うん・・・だけどこの一年でもう一つ夢ができたんだ・・・」
P「・・・・・・」
まつり「私にとびっきりの魔法をかけてくれた、素敵な王子様の・・・あなただけのお姫様になる夢」
P「・・・!」
まつり「でもみんなのお姫様になるには誰かのためだけになんて気持ちはあっ
ちゃいけないんだと思う・・・だからお姫様の魔法は今日だけ、12時になれば魔
法は終わり」
P「・・・・・・シンデレラか」
まつり「そう・・・でも私にはガラスの靴はないの、だから代わりのものを王子
様に残すね・・・」
P「代わりのもの・・・?」
まつり「んっ・・・」チュッ
P「・・・!?」
まつり「・・・・・・」
P「・・・・・・」
-まつり自宅近く-
まつり「今日は一日まつりに付き合ってくれてありがとうなのです」
P「家まで送らなくて良かったのか?」
まつり「ほ?心配ご無用!なのです、姫は今少し夜風にあたりたい気分なので
す、だから・・・ここでいいのです」
P「そうか・・・じゃあ、また明日」
まつり「さよならなのです~」
ブロロロロ・・・・・・
まつり「・・・・・・ありがとう、プロデューサーさん」
-P宅-
ピリリリッ・・・ピリリリッ・・・ピッ
P「もしもしこのみさん・・・?」
このみ『コラ!プロデューサー!今何時だと思ってるの!?夜更かしはセクシーの天敵なのよ!?』
P「すいません・・・ちょっと相談したいことがあって」
このみ『・・・いいわ、お姉さんが聞いてあげる』
・・・・・・
P「というわけなんです」
このみ『・・・で?』
P「・・・え?」
このみ『そんな惚気話聞かせて私に何を言ってほしいの?』
P「俺にもわからないんです・・・・・・このまま、まつりをトップアイドルにしたら、もう二度と彼女に会えない気がして・・・」
このみ『プロデューサーはまつりちゃんにトップアイドルになってほしくない
の?』
P「違います!・・・でも・・・・・・・・・あのまつりの表情が・・・仕草が・・・忘れられな
いんです・・・・・・!」
このみ『まつりちゃんの事・・・好きになっちゃったのね?』
P「ダメなんです!そんなことは!まつりがそんなことあっちゃいけないんだ
って・・・!みんなのお姫様になるんだって・・・!だから、まつりみたいに俺も諦
めなきゃいけないんです!」
このみ『まったく・・・・・・ほんとにただの惚気話じゃない!』
P「!?」
このみ『プロデューサーがどう思ってるんだか知らないけど、あなたが諦められてないのにまつりちゃんが諦められてるわけないでしょ!』
P「で、でも・・・今日だけだって・・・日が変われば終わりだって・・・」
このみ『ウジウジと女々しいわね!今日一日の出来事をじっくり振り返りなさい!答えはもうあるでしょうが!』ブツッ
P「・・・このみさん!?」ツーツー
P「まつり・・・俺はどうしたら・・・」
・・・・・・
まつり『あなたがまつりをみんなの姫にしてくれるプロデューサーさんなので
す?』
P『ああ、そうだ!今日から俺が君のプロデューサーだ!』
まつり『わぁ・・・こんなに素敵なプロデューサーさんが居ればまつりの未来は
わんだほー!なのです!』
P『任せてくれ!俺が君をみんなのお姫様になれるとびっきりの魔法をかけて
みせるからな!』
まつり『約束なのですよ?プロデューサーさん?』
・・・・・・
社長「徳川君!IA大賞受賞おめでとう!」
みんな「おめでとう!」
まつり「ありがとうなのです~!」
社長「今日はささやかながら徳川君をみんなで祝うためにパーティーを開かせてもらった、みんな存分に楽しんでくれたまえ!」
小鳥「今日は劇場は休業ですから、みんなじゃんじゃん食べておしゃべりしてまつりちゃんを祝福してあげてね」
未来「まつり姫おめでとう!いやーまさか本当にまつり姫がトップアイドルになっちゃうなんて・・・私も負けてられない!」
まつり「ありがとうなのです未来ちゃん」
星梨花「まつりさんすごいです!どうやったらそんなにすごいアイドルになれるんですか?」
まつり「ほ?星梨花ちゃんもそのままで頑張って居れば必ずキラキラ輝くお姫様になれるのです!ね?」
静香「そういえばプロデューサーは・・・」
P「呼んだか」
未来「わっ!びっくりした!居るなら居るって言ってくださいよ~」
P「悪いな」
まつり「プロデューサーさん・・・」
P「まつり、IA大賞受賞おめでとう」
まつり「まつりが・・・姫がここまで来られたのはプロデューサーさんのおかげ
なのです、本当に・・・・・・本当にありが・・・!?」
未来「」
静香「」
星梨花「?」
まつり「んっ・・・んんっ・・・・・・ぷはっ・・・ぷ、プロデューサーさん急に・・・どう
して・・・」
P「俺はさ、自分のことをまつりをお姫様にする魔法使いだってずっと思ってた。だからお姫様と結ばれるのは俺の役目じゃない、そう思ってた」
まつり「・・・・・・プロデューサーさん?」
P「でもお前が言ってくれたんだ『私の王子様』て、だから王子様らしく、ガラスの靴を落としていったお姫様を探そうと思った」
まつり「・・・・・・」
P「・・・見つけましたよお姫様」
まつり「・・・ダメなのです、まつりはみんなの姫なのです・・・あなただけの姫にはなれません・・・」
P「構わない、だけど代わりに俺をずっと君の王子様で居させてくれないか?」
まつり「・・・・・・」
P「ずっと君がみんなのお姫様でいられるように魔法をかけ続ける、ずっと君を守って行く・・・だからずっと隣に居させてくれないかな?」
まつり「・・・・・・」
P「ダメかな?」
まつり「ふふっ・・・ずるいプロデューサーさん・・・そこまで言われちゃ断れないよ」
P「・・・!それじゃあ!」
まつり「今日からあなたを徳川まつりの王子様に任命します!病める時も健やかなる時もずっと徳川まつりを守ってください、ね?・・・誓えますか?
P「もちろん!」
まつり「よろしい!あ、あともちろん引き続きまつりをみんなの姫にしていてくださいね?」
P「ああ!当然だ!」
まつり「ふふっ・・・約束だよ?私だけの王子様?」
・・・おわり
おまけ
未来「どうしよう・・・静香ちゃん・・・なんか私達忘れられてない・・・?」ヒソヒソ
静香「ど、どうするも何も・・・ど、どうすればいいの~・・・と、とりあえず小鳥さんたちに報告を・・・」ヒソヒソ
星梨花「あ、社長さん!」
未来&静香「「!?」」
社長「ウォッホン!・・・いやーなかなか見せつけてくれるね」
P「社長、申し訳ありません・・・担当アイドルに手を出すなんて・・・ましてやそれがトップアイドルになったばかりの娘に何て・・・」
社長「いや、その件は気にしなくてもいい、世間にバレてスキャンダルにさえならなければ若い二人の自由だ」
P「しゃ、社長・・・」ウルウル
社長「ただ・・・あれをどうにかするのを手伝ってもらえんか?」
小鳥「あれってほとんどプロポーズじゃない!?まさかまつりちゃんに先を越されるなんて・・・」
莉緒「こ、小鳥さ~ん!まつりちゃんに先を越されたんじゃこのままじゃ私達まずいわよ~!」
小鳥「り、莉緒ちゃん・・・そうね、このままじゃいけないわ!合コンよ!」
莉緒「ご、合コン!?」
小鳥「最近できた315プロにちょっとしたコネで知り合いが居るのよ!その子に話を付けて合コンをセッティングするのよ!」
莉緒「315プロって言ったら男性アイドルばっかり所属してる事務所じゃない!小鳥さんどうしてそんなところに人脈が!?」
小鳥「ふふふ・・・この前秋葉原で出会ったメイドさんがちょっと訳ありでね・・・意気投合して連絡先を交換したのよ・・・」
莉緒「こっちの面子は私と小鳥さん、あとはこのみ姉さん・・・男の子はやっぱりおっぱいが好きよね・・・よーしここに風花ちゃんで完璧よ!」
小鳥「行くわよ莉緒ちゃん!」
莉緒「はい!小鳥さん!」
小鳥「765プロー!」
莉緒&小鳥「目指せ!婚活~!」
その後に開かれた合コンの詳細は不明だが、その日以降夜な夜な小鳥と莉緒が二人で何かをコソコソしている姿がたびたび目撃された
ほんとのホントに終わりです画像での支援大変感謝です!
お付き合いいただきありがとうございました、それではHTML化依頼に行ってきます
乙!
まつり姫マジわんだほー!!
転載元
【ミリマスSS】まつり「あなただけのお姫様」
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